内田直希

PROFILE

内田直希

内田直希

播磨町本社工場 鋼板切断 入社10年目

大学卒業後、新卒でガス工事会社に入社。そこでガス工事の現場を経験後、中途採用で2013年に入社。

油圧ショベルの部品を切断加工する会社

私たちの会社は、油圧ショベルの製造に必要な部品を切断加工している会社です。私の部署では、一枚の鉄板をガス切断機やプラズマ切断機を使って、お客様の要望にあわせた形にカットしています。この工法は、一般的に溶断加工と呼ばれ、金属素材の融点以上の温度に加熱しながら切り離す技術や加工の事を指します。

工場は2交代制で、日中は15名程度、夜勤は7名程度で作業を行っています。私は班長として、実際に機械を動かし切断もしながら、同時に部署の作業の流れや、工員の安全面を確保しつつ、滞りなく作業が進むように管理指導を行っています。

作業時間も短くなり、成長を実感できる

油圧ショベルに必要な部品は、大きさも形も様々なので、それに見合った機械で切断をする必要があります。私が入社した当時も、すでに複数の機械がありました。私に仕事を教えるために、2歳年上の先輩が実際に機械を操作して、機械ごとにどんな特徴や、仕上がりになるのかを見せてくれました。そういった場面を繰り返しながら、徐々に私も機械を操作させてもらえるようになり、実際に切って徐々に慣れていきました。

もちろん失敗することもありましたが、右も左も分からなかった私が今では、機械から出る「音」を聞いて、切断が順調に進んでいるのか、それとも不具合があるのかがわかるようになってきました。また、作業にかかる時間が以前よりも遥かに短く効率よく進められたときに、上達したな、コツをつかんだなと感じることができます。

万全な体制で仕事に臨むための環境づくり

鉄を溶かしながら部品を切断する私たちの仕事は、常に高温の中で仕事をすることになります。そのため、日々この環境に適応する体力と集中力の維持が必要となります。そのことから、会社の設備投資に対する意識は高く、使用する機械の多くがプログラミングによって自動切断できるものが取り入れられています。このことにより、体力の消耗を少しでも軽減させ、集中力がなるべく途切れないようにしています。

また年末年始はもちろんのこと、ゴールデンウィークや、作業現場が高温になる7月と8月に夏休みとして計2回、まとまった休みを取得することができます。こういった職場環境も、体力の維持・回復、心のリフレッシュに寄与しているので、新たな気持ちで仕事に向き合うことができます。

まずは1年かけて技術の習得を目指す

入社後は、切断に必要な基本となる機械の習得をしてもらいます。機械ごとに習得までの難易度は異なりますが、簡単なものなら1か月程度で習得できるでしょう。また資格取得としてガス溶接、玉掛け、クレーン運転士、フォークリフト免許なども、1年くらいで取得していきます。多くの先輩たちが、このような道のりでひとり立ちしており、わからないことがあっても親切丁寧に教えてくれるので心配はいりません。

もちろん資格取得については、どうしても個人レベルで取り組まなければならないところがありますが、入社後一つずつ取得していけば大丈夫です。

一方工場内の仕事は全員が協力し合い、気持ちよく仕事に集中できる環境になっています。もし不明な点があれば、その都度聞くことも相談することもできます。自分次第で、どんどん成長できる職場ですので、まずは基本の技術を1年かけて習得し、ゆくゆくは会社を支える即戦力になれるように、ともに頑張りましょう。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしております。