松本勝己

PROFILE

松本勝己

松本勝己

播磨町本社工場 鋼板切断 入社5年目

農業高校を卒業後、造園会社に就職。その後、中途採用で2018年に入社。

工場見学で工業の世界を目の当たりにする

農業高校出身の私は、卒業後造園業の会社に入社しました。まもなく2年が過ぎようとしていた矢先、友人の紹介でこの会社の存在を知ることになります。当時私は将来の事を見据えて転職を考えていました。せっかく友人が紹介してくれたのだから、ひとまず工場見学してみようかと思い、行ってみると衝撃でした。

これまで学んできた分野とはまったく違う工業の世界は、目にするもの全てが新鮮に映りました。そこから何度かの見学を重ね、納得したうえで転職することに決めました。それが2018年のことです。

始めの社員教育は安全教育から

工場内には危険をともなう機械が複数あるため、入社直後は現場に出る前に、工場内の危険と安全に対する基本的な知識を徹底的に指導されました。何が危険にあたるのか?どうすれば安全に作業をすすめられるのか?果ては、場内の歩き方まで指導されました。

このような安全教育の徹底は、社歴を重ねた今でも欠かせないものとなっています。安全あっての仕事なのです。

難易度の高い花形機械をマスター

私の最初の配属先は部品のプレス加工の部署でした。この部署は、お客様の要望通りに設計された図面を見ながら、部品のもとである鉄板を曲げて、設計図通りに仕上げていくところです。ただし、最初からその通りには到底できませんので、まずは先輩の仕事をそばで見ることから始まります。その後、図面の見方を教えてもらい、頭の中で鉄板のどのあたりを曲げればいいのか?どのボタンをいつのタイミングで操作すればいいのか?をイメージしながら、徐々に機械に触れ技術を習得していきました。

同時に、この部署で必要な玉掛けやクレーン運転手、フォークリフト免許なども取得させてもらい、その後今の部署に異動となります。部署が変われば、新たに注意しなければならないことも加わり、再びこの現場での安全教育を受けました。

そのうえで、切断加工で一番難しいとされるガス切断機について学びました。このガス切断機は、コンピューターでプログラミングされているので、自動制御で複雑な鋼材を切断することが可能です。またこの会社においてメインの機械として位置づけられており、体力的にも技術的にも高いレベルを要求されます。それをマスターした今、自信もつき、違う機械を学ぶ上でも飲み込みが早くなったと感じます。

気づきを行動に移せる人が活躍できる職場

仕事をするうえで常に次の事を考えながら進めて行くようにしています。例えば、ひとつの切断に数時間かかるものもあれば、一日に複数回切断しなければならないこともあります。できるだけ無駄なく機械をフル稼働させることが、業務の効率化に直結しますので、切断した部材の置き場の確保なども、次の切断を速やかに行うための大切な準備となります。

こういった段取りは、誰に教えられるというものではなく、現場での気づきの繰り返しだと思います。工夫できることはすぐにやってみる。行動する。皆にも協力してもらいながら仕事に取り掛かかる。これもひとえに、基本的な作業が身についてきた今だからこそ、余裕をもってまわりを見渡せるようになったのだと思います。

もちろん、まわりの人たちも現場ではよく声を掛け合って、互いの仕事が前に進むようにフォローしてくれます。これから入社される方は不安な面もあるかもしれませんが、自分で考え行動できる方や、課題を見つけて取り組める方なら、すぐに溶け込め、必要とされることでしょう。そして若いうちに、やりたいことをどんどんチャレンジしていただきたいです。意欲のある方の入社を楽しみにしております。