創業当初から鋼板切板加工一筋の会社です。
社名にもなっている「シヤーリング」とは、英語訳すると「せん断する」という意味になります。昔は鋼板を切断するといえば、シヤーリングマシンと呼ばれる機械が中心的な存在であったため、この機械の名称を社名に付ける会社が多く、わが社も同様、株式会社への改組とともに、神戸シヤーリングと命名いたしました。
創業は大正8年。以来、鋼板切板加工一筋の会社でございます。
時代は進み、現在はガス、プラズマ、レーザーといった切断機も導入し、様々な部品を製造しております。おもな取引先は大手油圧ショベルメーカーとそのサプライヤーで、油圧ショベルにおける足回りからアームと呼ばる腕部分までの部品を製造加工しております。いわば、大きなプラモデルの部品を作っているようなイメージです。やがてこれらの部品は組み立てられた後、油圧ショベルとして欧米を中心に輸出され、現地に住む人々のインフラ整備のために利用されております。部品の製造加工を通じて、世界中の人々の生活を下支えしていることに誇りを持っております。
そもそも油圧ショベルの部品に特化し始めたのは、昭和から平成に移り変わるころ、大手の建設機械メーカーが事業を撤退するにあたり、それらを私たちが継承したことから始まります。それ以降、日進月歩で進化する機械を積極的に取り入れ、お客様のご要望に応えられるだけの人材と設備を整えてまいりました。
加工し出荷するまでの工程は、大きく分けて一次加工の溶断と二次加工のプレス・ドリルに分類されます。
また、受注から出荷までの様々な調整をはかるのが、在庫管理・工程管理と呼ばれる部署になります。
1.図面通りに、部品を切断する溶断加工
2.鉄板の溶接強度を高める開先加工
3.鋼板に穴や溝を作るドリル加工
4.用途に合わせて鋼板に圧力をかけるプレス加工
5.取引先と製造現場との折衝役として、最適なスケジュール管理が求められる
以上のように、積極的な設備投資と、出荷までの工程管理の徹底で、社員が自分の作業に集中できるような環境づくりをしております。
本社と第二工場が隣接 互いに顔の見える環境
現在本社は播磨町に、第二工場は明石市南二見にございます。本社は製造工場も併設しており、第二工場とは車で2~3分の距離となっております。それぞれの工場は、作業効率を考慮し、設置する機械を変えるなどして分業を図っておりますが、互いに往来しやすい場所にあるので、顔の見える働きやすい環境になっています。
工場の一日の流れ(日勤)
一般的な一日の流れは次の通りとなります。
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8:30
工場出社
場内でラジオ体操・作業場ごとに朝礼
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8:45
午前の作業開始
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10:00
午前の休憩
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10:10
作業再開
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12:00
昼食
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13:00
午後の作業開始
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15:00
午後の休憩
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15:10
作業再開
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17:30
作業終了・退社
工場操業は二交代制
日勤 8:30~17:30
夜勤 20:30~5:30
勤務体制は日勤と夜勤の二交代制です。部署内のメンバーが日勤と夜勤を交代で勤務します。
残業について
私たちは、取引先のお客様の出荷のタイミングやボリュームに合わせて、部品を納期までに仕上げなければなりません。そのため残業が発生することがありますが、あらかじめ生産計画をしていますので、プライベートの予定も立てやすく、事前に申し出てもらえれば定時に帰ることができます。